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アーク・ロイヤル (HMS Ark Royal, R09) はイギリス海軍の航空母艦。同名の艦(アーク・ロイヤル)としては4代目になり、航空母艦としても2代目である。艦番号はR09。イギリス海軍最後の通常空母となった〔クイーン・エリザベス級がCTOL空母化されれば「最後の通常空母」ではなくなるが、クイーン・エリザベス級のCTOL空母化については、2012年8月現在も流動的である。〕。 ==概要== 元々オーディシャス級航空母艦の4番艦でイリジスティブル (HMS Irresistible) という名称だったが、建造途中にアーク・ロイヤルに変更された。1943年に起工されたが第二次世界大戦の終結と共に工事は中断され、進水は1950年、竣工は1955年と建造に12年も要した。 建造途中で大幅な設計変更が加えられ、建造当初より5.5度のアングルド・デッキとスチーム・カタパルトを備えていて、最初からジェット戦闘機の運用可能な設備を持っていた。 本来ならば新型空母CVA-01級の就役により退役するはずだったが、CVA-01級がキャンセルされてしまった為、アーク・ロイヤルはファントム FG.1(F-4K)とバッカニアが運用できるようにアングルド・デッキの拡大や大型のスチーム・カタパルトへの換装など、大規模な改装が行われた。 しかし、小ぶりな船体で大型化する新型のジェット戦闘機を運用するには無理があり、ファントム FG.1は発艦を容易にする為に前脚を40cm伸ばし迎え角を大きくし、エレベーターのサイズに合わせて機首のレドームを折り畳み式にしなければ運用出来なかった。艦載機の大型化により搭載数も30~36機程度まで減少している。 1978年の本艦の退役後は、軽空母であるインヴィンシブル級航空母艦によるシーハリアーとヘリコプターの運用にシフトしたため、以後、クイーン・エリザベス級航空母艦が就役(2017年以降に就役予定)するまでの40年あまりのあいだ通常空母が不在となった。 ある英海軍士官の「アークロイヤルがあればフォークランド紛争など起こさせなかった」という言葉が雑誌に紹介されたこともある。 最終期の搭載機一覧 *809 NAS – ブラックバーン バッカニア S.2複座艦上攻撃機14機 *892 NAS – ファントムFG.1艦上戦闘機12機 *B Flight 849 NAS – フェアリー ガネットAEW.3艦上対潜哨戒機4機 *849 NAS. – フェアリー ガネットAS.4艦上対潜哨戒機1機 *824 NAS – シーキング HAS.2対潜哨戒ヘリコプター7機 *Ships Flight – ウェセックス HAS.1捜索救難ヘリコプター2機 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アーク・ロイヤル (空母・2代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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